引越し前日から新居まで完全解説!猫の引越しカンペキマニュアル

猫の引越しって、引越し前も引越し後も心配なことが多いですよね。

犬は人につく、猫は家につく

なんて言葉があるので「引越しを考えているけど、愛猫と一緒に新居で暮らすことはできるかな」なんて心配になってしまいますよね。

「特に猫はストレスを感じやすい生き物なので引越し中に具合を悪くしないか?」
「新居が嫌で逃げ出してしまうのではないか?」

など、引越す前から不安に思う人も多いと思います。

でも安心してください!今回は愛猫を心配する飼い主さんのために「猫専用!引越しマニュアル(完全版)」を作成いたしました!

「猫の引越しって何から始めたらいいの?」
「猫を運ぶ時は、業者に頼むの?それとも自分で運ぶ?」
「猫を飼っているけど、引越しの最中ってどうしたらいいの?!」

こんな疑問もこのコラムを読めばバッチリまるわかり、安心して愛猫と一緒に引越しをすることができますよ。

猫の引越し~数日前の準備編~

まずは猫と引越すために準備から始めましょう。

いくつか注意点がありますが、きちんとポイントを押さえれば問題ありません。

順番に見ていきましょう。

猫はストレスに弱い生き物

猫は環境の変化を嫌う生き物です。というのも、なわばり意識が強い生き物なので自分の家の中が急激に変化すると戸惑ってしまうんです。

引越しのため荷造りで部屋の中が変化していると思います。

しかし、できるだけ猫の寝床や猫が好きなスペースなどはそのままにしておきましょう。

猫のものは捨てたりせずしばらくとっておこう

引越しを機に古い家具や使っていないものを捨てる家庭も多いと思います。中には「新居に合わせて新しく買い替えよう!」と計画している人もいるでしょう。

しかし、その時に猫の寝床やおもちゃなども新調しようと考えてはいませんか?できれば、買い替えるのはしばらく待ちましょう。

というのも、新居に行くと猫の嗅いだことのないにおいに囲まれることになります。猫にとっては「全然知らない場所ですごく不安だ…」とストレスを感じてしまうんです。

しかし、不安なときに使い慣れた猫の寝床やおもちゃなどがあると、とても安心するんですね。

猫が新居に慣れるまでは猫の寝床やおもちゃなどは捨てずにおきましょう。

運ぶ時のケージや洗濯ネットを用意しておく

猫を運ぶ時にはゲージや猫用のキャリーバッグを使います。

ゲージや猫用キャリーバッグの中には、普段猫が使っている寝床の毛布やタオル、おもちゃなどを入れてあげると不安な気持ちを和らげることができますよ。

また、猫はとても素早い生き物です。

猫がゲージなどから飛び出さないか不安な方は「大きく、目の粗い洗濯ネット」を用意しておきましょう。洗濯ネットの中に猫を入れてから、ゲージなどに入れておけば飛び出し防止になります。

「え?かわいい猫を洗濯ネットに入れるなんて…」と思われる人もいるかもしれませんが、実は猫を洗濯ネットに入れるのは動物病院でも使われている方法なんです。

猫は狭いところが好きな生き物なので、洗濯ネットの中をちょうどいい狭さに感じるようです。

といっても、狭すぎるのはだめです。洗濯ネットは猫を入れても余裕があるゆったりした大き目のサイズのものを選びましょう。

引越し当日までの準備はこれくらいでしょう。しかし、心配なのは引越し当日から引越した後ですよね。

いよいよ引越し当日となると猫はどうしたらいいのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

猫の引越し~引越し当日編~

引越し当日は、荷物を運ぶため扉を開けっぱなしにするので猫が驚いて逃げやすくなってしまいます。

当日猫と一緒に、安全に引越すためには何をしなければならないでしょうか?解説していきますね。

猫を安全な場所に避難させよう!

引越し中はできれば猫を安全な場所に移動させましょう。

引越し業者や飼い主がバタバタとしているのを見ると猫は「何か起きているぞ!」とおびえて逃げ出してしまいます。

また、大きな荷物や重い荷物を持っているときに猫が足元を走っていては引越し業者の人にも迷惑がかかってしまいますね。

猫と人間の安全を守るためにも、猫は安全な部屋に避難させましょう。避難場所として有効なのがお風呂場やトイレなど比較的引越しの荷物が少なく、密閉できる空間です。

お風呂場だけ先に掃除と荷物の梱包を済ませてしまい、引越しが終わるまでゲージや猫のトイレなどと一緒に猫を避難させておきましょう。

念のために「お風呂場には猫がいるから絶対に開けないで」と引越し業者に伝えておいたり、張り紙をしておけば、人間も猫も安全に引越しを終えることができますよ。

場合によってはペットホテルもいいかも

もしも、「猫を避難させるのに適した部屋がない」という方はペットホテルに預けるという手もあります。

ペットホテルなら、引越しが完了後、片づけがひと段落してから迎えに行くことができるので引越し後の家具の運搬の時も心配せずに済みますよ!

さて、この後引越しの流れとしては「猫を新居まで移動させる」という流れですが、詳しくは4章で解説します。なので、先に猫を新居に引越しさせてからの動きを確認しておきましょう。

「引越しの後、猫がちゃんと居ついてくれるか?」と心配な飼い主さんも多いですよね。詳しく解説していきます。

猫の引越し~新居に到着編~

新居についたら、猫が早く落ち着けるようにいくつか心がけることがあります。

まるっと解説していきますね。

猫は旧居の家具があるとちょっと落ち着く

猫は環境の変化が苦手な生き物です。

なので、「新居に合わせて家具を新調する」と考えている方もできれば、猫の寝床やおもちゃだけでなく古い家具のままの方が良いでしょう。

猫にとって古い家のにおいはとても安心します。

「ここは安全な場所だ」と認識するまで家具はそのままの方が良いかもしれません。

また、家具の配置も旧居と似せてあげるとさらに効果的です。

新居についたらまずは猫から入室

もしも、猫と一緒に新居に来たのであれば、まず猫を安全な場所に避難させましょう。その際には旧居から持ってきたトイレや猫の寝床、おもちゃなども一緒においてあげると安心します。

猫を避難させた後も「どこの部屋に猫を避難させたから絶対に開けないで」と引越し業者にお願いしておけば人間も猫も安全に荷物の搬入を終えることができますね。

猫が隠れてしまっても無理には出さない

引越しが終わり、荷ほどきがひと段落しても猫がゲージや押し入れなどから出てこないといったケースがあります。

猫が隠れている場合は無理やり出さず、猫のペースに合わせて出てくるのを待ちましょう。

猫のためを思ってとはいえ、無理やり引きずり出してしまうと猫が余計恐怖に感じてしまいます。強いストレスを感じて体調を悪くしてしまうかもしれません。

餌やトイレ、好きだったおもちゃなどを猫が隠れているスペースの近くに置きそっと見守りましょう。時間がたてば少しずつ周囲の様子を探るために、新居のにおいを嗅いで回ると思います。

だんだんと「ここは新しい場所だけど怖い場所ではない」と認識するはずなので猫のペースに合わせて待ってあげましょう。

大切なのは安心できる環境づくり、いつも通りの優しい声

猫を新居に早く慣らすために大切なのは、「安心できる環境づくりと飼い主さんのやさしさ」です。

まずは旧居から持ってきたおもちゃや寝床などを使い「ここが前の家と同じく安全な場所」だと猫に教えてあげます。次に普段通りに遊んであげたり、ご飯を上げたり、声をかけてあげましょう。

根気よく猫のペースに合わせてあげれば、猫は賢い生き物なのできっと新居での生活に慣れてくれるはずですよ!

そして、万が一猫の体調に異変を感じたらすぐに動物病院で診てもらいましょう。万が一を考え新居の近くに動物病院があるかリサーチしておくのもいいですね。

以上が引越し前日から引越し当日、引越しした後の猫の動きになります。

引越しの前に「猫の引越しはどうするか?」のスケジュールを決めておけば、人にも猫にも安全に引越すことができますよ!

最後の章では猫を新居に移動させる方法についてまとめました。

引越しの上で「自家用車で移動させる?それとも業者に頼む?」と悩みどころだと思います。猫の負担や依頼のしやすさなども合わせて解説していきます。

猫の引越しにはこんな移動方がある

ペットはものとは違い、乱雑にトラックに入れて運ぶわけにはいきません。

かといって、車の座席に座っていてくれるかというとそれもちょっと難しいですよね…ドライブに行き慣れている犬ならまだしも猫は狭いところが好きなので座席の下などに潜り込んでしまう可能性があります。

猫と一緒に、安全に引越しをするためにここで猫の移動の仕方を覚えておきましょう

大まかにはこんな移動の仕方がある

猫の移動方法は一般的に以下のようなものがあります。

自家用車での移動

長距離でなく、近場の引越しであれば猫と一緒に新居に行ける自家用車での移動をおすすめします。

飼い主さんと一緒に移動できるので猫も安心でき、飼い主さんも猫の様子を見ながら運べるとところがおすすめの理由なんです。

ただし、長距離の場合は、猫の安全も考えて後述の引越し業者やペット輸送のプロにおまかせしましょう。自家用車で猫を移動させる場合は、「自分の車だからいいや」と猫をゲージから出して車を走らせるのはやめましょう。

猫が座席の下に隠れてしまうだけでなく、ブレーキペダルなどがある運転席付近に猫が潜り込んでしまうと事故になってしまう可能性があります。

移動中は洗濯ネットの中に猫を入れて、猫をゲージの中に入れておきましょう。目隠しの代わりにゲージにタオルなどをかけておくと猫が落ち着きやすいようですよ。

公共機関での移動

猫と一緒に電車やバスなどに乗って新居まで行く方法です。公共機関を使う場合には、猫をゲージに入れて手回り品切符を購入する必要があります。

「手回り品切符」とは、乗客自らが荷物を持ち込むときに必要な切符のことです。要はペットの分の切符代と考えてください。

手回り品切符は、乗車する駅で「猫と一緒に電車に乗りたい」と事情を話し、猫を見せれば購入することができます。

また、ゲージのサイズにも規定があります。JR東日本の場合、「長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースにいれたもの。ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの」とされています。

手回り品切符の運賃やゲージのサイズなどは交通機関によって規定が異なります。

なので、引越しの前にどの交通機関を使うかシミュレーションして、確認おきましょうね。

飛行機での移動

国内線の場合、たいていの航空会社では猫や犬を預けて飛行機に乗ることが可能です。

ただし、航空会社によって預かってくれないところもあるので事前にチェックしておきましょう。

また、飛行機での移動の場合、猫は貨物室に乗せられて移動することになります。貨物室の中は気圧の変化が激しいことが予測されるため、健康状態に問題のある猫や生後間もない仔猫は搭乗を断られる場合もあります。

飛行機の移動を考えているのなら、猫の健康と航空会社の「猫を乗せてくれるか?」というリサーチは事前に済ませておきましょう。

もしも海外に引越しする場合は

猫を海外まで連れていく場合「輸出」という扱いになります。輸出する際には日本の出国条件と相手国の入国条件をクリアしなければなりません。

相手国の大使館や動物検疫機関などに問い合わせれば、猫の入国条件を知ることができるので問い合わせてみましょう。

業者に頼む

業者に頼む場合には2種類あります。「引越し業者に頼む」もう1つは「ペット専門の輸送業者に頼む」ということです。

どちらも「プロ」に頼むので安心して猫を預けることができますよ。

引越し業者に頼む場合

猫の移動を引越し業者に頼む場合、オプションサービスとして運んでもらうことが多いようです。

「え?じゃあ、荷物と一緒になの?」

と驚く方もいると思いますが、安心してください。

じつは、動物の移動は繊細なので「ペット輸送に関しては専門業者へ取次輸送している」という会社がほとんどなのです。

つまり、引越しをするときに「猫も一緒に引越しをしたい」という旨を伝えると専門業者を探してくれたり、紹介してくれたりといったサービスなんですね。

引越しのサカイやアート引越センター、アーク引越しセンターなどペット輸送の専門業者に依頼してくれるようです。忙しい引越しの時に代わりに専門業者を探してくれるのはありがたいですね。

まだ、引越し業者が決まっていないのであれば業者の見積もりを取る際に「ペットの引越し」を取り扱っている会社を探しましょう。

見積もりを取るときに「猫も一緒に引越しをしたいが、どうなるのか?」と聞いてみるのもいいでしょう。

ペット専用運搬業者に頼む場合

自分でペット専門の輸送業者を探す場合です。

ペットの輸送業者は会社によってサービスもさまざまなので、引越しの状況に合わせた業者を探すことができるのが魅力です。

例えば業者によってはゲージを貸し出してくれるところや、ペットと一緒に新居まで運んでくれるタクシーのようなサービスなどもあるようです。

引越し業者に依頼しても専門の輸送業者は探してもらえるようですが、愛猫のことはやはり一番飼い主さんがわかっていると思います。

愛猫に合わせたサービスや業者をとことん選んであげられるのが、ペット専門の輸送業者に頼むメリットでしょう。

このように猫の運び方にもいろいろあるんですね。

理想は自家用車での移動が猫にとっては負担が少ないといわれています。理由は飼い主と一緒に移動でき、こまめな休憩なども取りやすいからです。

しかし、新居まで数時間かかるような長距離の場合にはかえって猫の負担になってしまいます。できれば、引越しが決まったら、ペット輸送可能な引越し業者かペット輸送の業者を探しておきましょう。

まとめ

ペットの引越しは飼っている動物によって、引越し前や後、新居への移動の仕方が違います。

特に猫は神経質なので、運ぶのがデリケートな生き物です。

引越しを決めたら

「どうやって猫と引越しをするか?」
「どんな業者があるか?」
「公共期間を使うかどうか?」

などシミュレーションをしてみるとよいでしょう。飼っている猫のことを一番理解している飼い主さんが、愛猫の最善の引越しを考えてあげましょうね。