引越しにおける割引優待の真実|クレジットカード特典で見積もりが安くなるのはウソ?

引越し業者が行っている「割引キャンペーン」って確かに魅力的で、引越し業者を選ぶときの基準程度にはなり得ます。

でもこの割引キャンペーンは契約をもらうためにうまく計算された仕組みで、実は割引券を利用せずとも、確実に引越し料金を安くすることができます。

その方法はシンプルで、複数社の見積もりの比較。これだけで引越し料金は本当の意味で割り引かれます。

でも複数社を自分で探すのは手間がかかるもの。一度に沢山の業者から見積もりがとれる一括見積もりサービスを利用しましょう。

引越し業者の割引券があまり意味をなさないとはいえ、適用できる特典は利用しない手はないですよね。

特にクレカ割引なんかだと特に難しいことなく適用されるので、迷ったときの判断基準になることに間違いはない。中には、繁忙期でも利用可能な割引特典もあるのでチェックしておいて損はないはず!

三井住友VISAなど引越し料金を割引できるクレジットカード

引越し料金をクレジットカードで支払う事で、割引特典を受けることができます。クレジットカード割引に対応している引越し業者と割引率は以下の通り。

エポスカード三井住友VISAカードオリコカードイオンカードJAFカード
サカイ20-25%OFF20%OFF25%OFF20%OFF
アリさん38%OFF25%OFF20%OFF
アート20%OFF35%OFF20%OFF25%OFF20%OFF
ハート25%OFF
その他引越し革命(33%OFF)ハトのマーク(10~20%OFF)

※基本料金より割引

エポスカード

見積もりの際にエポスカード会員である事と、エポスカードでのお支払いを条件に、割引を受けることが可能に。

繁忙期(3月・4月)は割引不可としている所が多い中で、エポスカードを利用すれば繁忙期も10%OFFになるのは嬉しいメリット。
ダンボール最大30枚・ガムテープ2巻きのサービスつき。

イオンカード

対象の引越し業者の基本料金が割り引かれるのはもちろん、イオンカード会員である旨を申し出て引越しが完了した場合、ときめきポイントを通常の2倍貯めることも可能に。

またイオンカードで引越し料金を支払った場合は、以下の特典を受けることもできます。

アート引越しセンター
  • ダンボール最大50枚/ガムテープ最大3本
  • 耐震マット1セット(4枚入り)
サカイ引越センター
  • 家具移動が無料(引越し後6カ月以内)
アリさんマークの引越社
  • 荷造り、または荷ほどきオプションを依頼した場合、さらに5%OFF

オリコカード

オリコカードの割引特典を受けるには、見積もり時にオリコカード会員である旨を申し出、さらに引越し料金をオリコカードで支払うことが条件となります。

割引のほか、ダンボールやガムテープの無料サービス特典つき。

三井住友VISAカード

見積もり時に三井住友VISAカードの会員であることと、引越し料金を三井住友VISAカードで支払うことを条件に割引を受けることが可能に。

割引特典以外にも、各種サービスを受けることができます。

アート引越センター
  • エコ楽ボックス無料レンタル
引越革命(ラク越)
  • 貸倉庫の無料クーポン券プレゼント
  • 近隣施設や公共施設などの情報が載った「生活情報一覧」プレゼント
ハート引越センター
  • グルメカタログプレゼント
  • ダンボール・ハンガーケースサービス
サカイ引越センター
  • ダンボール回収無料サービス
アリさんマークの引越社
  • ダンボール・ガムテープ・布団袋サービス
  • ハンガーBOXレンタル無料

JAFカード

JAFカードはクレジットカードではないので、見積もり時にJAF会員であることを伝えるだけで割引対象に。
家族会員でも割引特典を受けることができます。

楽天カードの特典について

楽天カードはクレジットカードのように「割引」ではなく「ポイント還元」として特典を受けることができます。

楽天カードの加盟店である「日通」「アリさんマークの引越社」「サカイ引越センター」「博多引越本舗」で楽天カードを使って引越し料金を支払うと、楽天スーパーポイントをお得に貯めることが可能に。

ポイントは大体どこも100円につき1~2ポイント、アリさんだと100円につき4ポイント(月~木は8ポイント)ですね。

8ポイントを割引率に起こすと8%OFFで10万円の見積もりだとしても800円引き。他割引と比べてインパクトは弱いですが、開示されない不明確な料金からの割引よりは特典として実体性がある分マシかなと思います。

また、ポイント還元を受けるためには見積もり時に「楽天カード利用の旨」を伝えておく必要があります。貯まっている楽天ポイントは支払い時には利用でないので注意。

紹介割など引越し業者の割引サービス

引越し業者各社で実施している割引特典は次の通りです。

学割紹介割Web割リピート割その他
アリさん
サカイLINE割
日通
アート待ち割
アーク割引実施日カレンダー

※クレジットカード割引特典との併用はできない場合あり
※繁忙期(3月・4月)は割引対象外の場合があり

上記の割引は、引越し基本料金(人件費+車両管理費)から10~25%程度割引されることが一般的です。

そしてこれらの割引特典を受けるには、見積もりの段階で「割引キャンペーンを利用したい」旨を申し出ましょう。

あとになって割引キャンペーンを利用したいと申し出ても、割引が受けられない場合があるのでご注意を。
具体的な割引の内容や、条件は次の通り。

学割

学生を対象にした割引サービスで、学生であればお得な料金で引越せるようになっています。

アート引越しセンターの学割プランを使えば、契約者全員にカーテンがもらえるサービスも実施しています。
学割を受ける際は学生証の提示が求められので忘れずに用意を。

紹介割

引越しをする友人を紹介した際に適応される割引です。

その友人が引越しの契約をした場合、友人の引越し料金が一部割引されると同時に、ご自身もプレゼントがもらえるなどの特典を受けることができます、

Web割引(インターネット割引)

公式ホームページから契約することで割引を受けられます。

引越し業者によっては、見積もり依頼を公式ホームページから依頼することで、契約時に割引を受けられる場合もあります。

待ち割

引越し作業の日時を業者に任せる代わりに、割引を受けることができます。

引越し日時を完全に任せる訳ではなく、ある程度の希望日を伝えた上で、その中で詳細の時間や曜日を業者に任せるという流れになります。

リピート割

前回と同じ引越し業者を、もう1度リピートするときに利用できる割引です。
前回の引越しから期間が空いていても利用できる場合が多いようですが、前回の引越しがかなり前であれば、念のため利用できるか業者に確認しておきましょう。

LINE割

LINEのお友達登録をした上で、LINEから見積もり依頼した場合に受けられる割引です。
LINE割を実施している引越し業者はまだ少ないですが、サカイ引越センターではLINEから見積もり依頼することで20%割引(基本料金より)を受けることができます。

引越し業者の割引率とサービスは無意味!割引のカラクリとは

引越し業者の割引特典やクレジットカード利用の割引内容について書いてきましたが、これらの割引券を使わなくても、実は初めから割引されているんです!

「え?どういうこと?」
と思った人のために、引越しの割引のカラクリについてちょっとお話させてください。

引越し業者はライバル業者が非常に多いので、とにかくユーザーに自社を選択肢の一つに入れてもらうことが非常に重要なのです!

ユーザーに選択肢の一つに入れてもらうためには、“選んでもらうための理由や、ユーザーにとってのメリット”が必要ですよね。
それが「割引」なんです!

ようは「我が社ではこんな割引サービスやってるから、ぜひうちで契約を!」と、言い方は悪いですが「割引」というエサを使ってユーザーを惹きつけるんです。

「そうは言っても10%~25%割引してもらえるんでしょ?だったらエサと言えど割引券を使えばいいのでは?」
とも思いますが、この10%~25%は合計金額から割り引かれるのではなくて、あくまでも基本料金から値引かれる、というのがポイント。

どういうことかというと、先ほども記述しましたが基本料金って実は上記で紹介したような割引特典を利用しなくても、初めから値引かれているんです。

要は、基本料金をはじめから値引く割引率を「学割」や「インターネット割」と称しているので、結局のところユーザーにとって「〇〇割」とは名ばかりの特典なのです。

もう少し分かりやすく言うと、次のようなイメージ。

引越し基本料金20万円
繁忙期に提示される、一切値引きされていない定価

学割利用20%OFF
学割と称して基本料金を割り引く

合計金額16万円
提示される見積もり料金

20万円が16万円に下がっただけで、一見かなり値引きされたように思いますが(割引率は違えど、基本料金はこのようにある程度の割引率で値引かれます)
この4万円は学割を使わなくても初めから値引かれているんです。

20万円の見積もりをいきなり提示しても、高額すぎて契約に至らない可能性が高いため、基本料金を調整して(この調整を割引特典利用と見なす)16万円まで下げることで、ユーザーは業者の検討をしてくれます。

そして、ユーザーは「学割で4万円も値下げしてくれた」と錯覚するのです。

割引券を使おうが使わまいが、結局は値引きしてくれているので、裏にどんなカラクリがあったとしてもユーザーとしてはありがたい事なんですけどね。

引越しの基本料金とは「人件費」「車両管理費用」「オプション料金」のことで、この価格はもともと引越し業者の規定で決められているんです。

でもこの価格って先程も言ったように非常に高額で、まともにユーザーに提示してしまったら高すぎてとても契約なんてしてもらえません。

そこで見積もりの段階で、この基本料金を10~25%程度安くした価格で提示するのが一般的なんです。
この10~25%安くする割引率を「学割」や「紹介割」と称しているのです。

3月や4月の引越し料金が高いと言われるのは、この基本料金を割引しない「定価」を提示するので、どうしても高くなる傾向にあるんです。

逆に言えば、繁忙期の引越し料金がむしろ引越し料金の定価で、それ以外の通常期が値引きされた料金という訳です。

“キャンペーンを利用した方を対象にダンボール無料サービス!“とうたっている業者もよく見かけますが、キャンペーンを利用しなくてもダンボールは無料でもらえます(単身パック除く)。

これもユーザーを呼び込むための一種の作戦。

「割引キャンペーンを使わなくても、初めから基本料金が割り引かれてるのはわかったけど、合計金額を値引く方法はないの?」

と思った方、もちろんあります!

引越し業者が提唱する割引キャンペーンは、利用せずとも初めから値引かれているので、ユーザーにとっていかに意味の無いものか分かってもらえたかと思います。
それでも引越し料金を確実に、しかも合計金額から大幅に値引く方法があるんです。

  • 繁忙期を避けて引越す
  • おまかせプランを使わない
  • 荷物を減らす

これに加えて一番効果的な方法が「複数社から見積もりを取って、業者間で料金を競わせる」こと。

これらを組み合わせることで引越し料金は劇的に安くなるんです!

繁忙期を避ける

春先の進学や就職が重なる3~4月が引越しの繁忙期。
この時期は引越しが集中するため、基本料金を値下げすることができず高額な見積もりになる傾向にあります。

引越しスケジュールにゆとりがある人は、この繁忙期を避けるだけで引越し料金をかなり安くすることが可能に。

おまかせプランを使わない

荷造りや荷ほどきを自便でおこなう“セルフプラン”(プラン名は業者によって異なる)にすることでも、大幅に引越し料金を安くすることができます。

荷造りって面倒なので、できれば業者に全て任せたいところですが、業者に全てお任せするプランを選ぶとどうしても高額になってしまうので、できれば自分で荷造りして節約したいところ。

荷物を減らす

引越し料金は荷物の量によって大きく変動します。
荷物が多いほど、大きなトラックを使用することになるので必然的に料金も高額に。
逆に荷物が少なければ小さなトラックで済むので、料金も安く済むんです。

不要な荷物は処分して、最小限の荷物で引越すことが引越し料金を安くするポイントです。

【料金事例】引越し業者の比較で各割引券より大幅に安くできる

引越し料金を確実に安くする方法は、ズバリ「業者間で料金を競わせること」これに尽きます。

相見積もりをとるだけで、各割引券の割引率よりも大幅に安く引越す事が可能に。
しかも基本料金からの値引きではなく、合計金額から割引されるというのが大きなメリット。

人数/時期/距離見積もり金額差
最高値最安値 値下がり率
家族/4月/福岡→大分約20万円約7万円65%OFF
単身/3月/福岡→大阪約15万円約10万円33%OFF
家族/3月/秋田→東京約56万円約46万円18%OFF
家族/5月/香川県内約9万円約7万円 22%OFF
家族/7月/神奈川→名古屋約22万円約16万円27%OFF
単身/4月/福岡→東京約12万円約10万円17%OFF
単身/2月/東京→千葉約12万円約5万円58%OFF
単身/12月/大阪→兵庫約5万円約3万円40%OFF
家族/3月/新潟→愛知約50万円約35万円 30%OFF
家族/6月/大阪府内約12万円約3万円75%OFF

※引越し一括見積もりサービスを利用して相見積もりを行った際の最高値と最安値の見積もり金額差
※データは当社で実施したWebアンケート結果に基づく

相見積もりを取る事でデータ上では平均38.5%OFF。引越しにおいて見積もり比較は必須と考えてよさそうです。

ただ自分で相見積もりをする業者を1社1社探して訪問に呼んで比較するのは手間。1回必要事項を入力するだけで、引越し条件に対応できる引越し業者を何社かピックアップしてくれる「一括見積もり」の利用が非常に便利でおすすめ。

まとめ

引越し業者の割引券やクレジットカード特典は、ユーザーを呼び込むための一種の作戦。
繁忙期以外は割引券を利用せずとも初めから値引きされているので、ユーザーにとってはあまり意味がありません。

引越し料金を少しでも安くしたいなら、“割引券を使って割引を受ける“のではなく”複数社を比較して業者間で料金を競わる“のが一番効果的。

相見積もりを取るのが手間だと思っている人も多いようですが、「一括見積もりサービス」ならたった1分、しかも無料で自分に合う引越し業者が探せるので使わない手はありません!